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2020年4月26日
Processing 3.5.3 のエディターとコンソールのフォントを、プログラミングに適したフォント「Migu 1M」に変更してみました。
この作業にかなり手こずったので、作業内容をここに書き留めておきます。
OS: Windows 10
Processing のバージョン: 3.5.3
Processing って、初期状態では日本語の文字(非 ASCII 文字)が文字化けしますよね。
Processing IDE の [ファイル] メニュー → [設定...] から、エディターとコンソールのフォントを変更できます。
Processing のエディターとコンソールのフォントを、例えば「MS ゴシック」など日本語に対応したフォントに変更すれば、Processing のソース・コード中でも日本語の文字を扱えるようになるわけです。
……しかし、個人的に思うのですが、Processing 初期設定のエディターとコンソールのフォント「Source Code Pro」は美しいのですが、「MS ゴシック」は美しくない。 美しくないフォントを使ってプログラミングをしていると、モチベーション(やる気)が低下するんですよね……。
「Source Code Pro」は紛らわしい文字――0(数字のゼロ)と O(大文字のオウ)とか、1(数字の いち)と I(大文字のアイ)と l(小文字のエル)と |(パイプ、縦棒、バーティカル・バー)とか――が見分けがつきやすいようにデザインされていてプログラミング(コーディング)に適しているのですが、「MS ゴシック」にはそういうのがない。
日本語の文字に対応していて、かつプログラミングに適したフォントはないものか?と思い、「プログラミング フォント」などと Google 検索してみると、世の中にはプログラミングに適したすばらしいフォントがたくさんあるんですね。
そして、私はこの中から「Migu 1M」を使ってみようと思い至ったわけです。
フォント「Migu 1M」の特長は、ASCII 文字だけではなく、日本語の紛らわしい文字も見分けやすいようデザインされていることです。 平仮名の「へ」と片仮名の「ヘ」とか、漢数字の「一」と長音符の「ー」とか、漢字の「力」(ちから)と片仮名の「カ」とかまで見分けやすいようにデザインされています。 さらに、濁音「ばびぶべぼ」と半濁音「ぱぴぷぺぽ」も見分けやすい。
フォント「Migu 1M」はこちらのウェブ・ページから入手できます。
Miguフォント : M+とIPAの合成フォント
https://mix-mplus-ipa.osdn.jp/migu/
まず、上述のウェブ・ページからフォント「Migu 1M」のファイルをダウンロードします。
ダウンロードして zip を展開(復号、解凍)して得られるフォントのファイルは、.ttf という拡張子を持つ2個のファイルです。
エクスプローラー上で、この2個の .ttf ファイルを右クリックして、[すべてのユーザーに対してインストール] を選びます。
(右クリック・メニューには [インストール] も表示されますが、こちらを選んでしまうと後の手順で進めなくなります。)
これが済んだら、Processing IDE を起動して、[ファイル] メニュー → [設定...] を選びます。
Processing IDE の「設定」ウィンドウには、[エディタとコンソールのフォント:] という箇所があるので、ここを「Migu 1M」に変更します。
(読み込みが完了して変更可能になるまでに数秒かかるようです。)
(先ほどの手順で [すべてのユーザーに対してインストール] ではなく [インストール] を選んでしまうと、[エディタとコンソールのフォント:] の選択肢の中に「Migu 1M」が表示されず、フォントが変更できないと言って困ることになります。)
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